mem08 今週の為替市場は、9月月末や米雇用統計を睨んだ展開が想定される。

 経済指標としては、米国では、9月雇用統計を前に重要な指標が続く。8月個人所得・支出やPCEデフレーター・コア・デフレーター、住宅関連の市場が多く、直近中国の景気減速から製造業関連の指標の弱さが目立つ中、9月ISM製造業景況指数などが悪化すると、10月、12月の利上げの思惑がまたぞろ後退する。

 ユーロ圏も重要な指標が多いが、独では9月消費者物価指数・速報、8月小売売上高指数と9月失業者数・失業率、ユーロ圏では8月失業率と9月消費者物価指数・速報、9月製造業PMI・確報値、8月生産者物価指数などが、VWの不正問題に絡めて、弱い数字が続くとユーロ相場の上値を抑える可能性に注意しておきたい。

 また英国では第2四半期経常収支とGDP・確報値、英9月製造業と建設業PMIの弱い内容が続くと、引き続き利上げの思惑に対する失望感が出易い。

 一方アジアでは、日本の8月鉱工業生産・速報、10月日銀短観、中国では国家統計局と財新の9月製造業・サービス業PMI、NZ8月住宅建設許可と9月ANZ企業信頼感・活動見通し、豪8月住宅建設許可件数、豪8月小売売上高などが相場の一定の材料となるが、特に10月1日から中国・上海市場が国慶節で休場となる中、中国PMIは引き続き相場の波乱要因となる。

 損太今週は金融政策の発表はないが、要人発言の機会は多い。特に先週イエレンFRB議長が、今後も「環境が揃えば」と前置きしながらも「年内の利上げが適切」と述べたことで、本人が再度この発言を繰り返すのか、またタカ派、ハト派のFOMCの要人発言の機会が多い中、週末フィッシャーFRB副議長が、イエレン発言を踏襲するのか、大きな注目となりそうだ。

 基本的に株価を睨んだ展開が続くが、月末のフローも注意。通常こういった時期はレベル感とは別に、アジアでは円が買われ易く、ロンドン時間ではユーロが買われ、NY時間にドルが買われ易い流れが見えるか注意しておきたい。また、10月に入ると例年12月の海外決算を睨んで、為替市場に一定の方向感が出るが、もし、こういった流れが見えるなら、逆らうのは避けておいたほうが良さそうだ。

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