本日は、特に目立った米経済指標の発表は予定されていません。

ドル/円は、昨日久々に2円程下落しました。
この下落が年末の調整なのか、あるいはトレンド転換なのか考えておきたいと思います。

まず、これまでも繰り返してきましたが、2012年2月から2015年6月までの3年4カ月で50円弱の上昇は、東日本大震災後の原発事故に伴う液化天然ガスの大量輸入によって貿易収支が赤字化したことによります。

つまり、貿易赤字になると輸入量が輸出量を上回ります。そのため、製品、原材料代金を海外に支払うためにドル買いが増えることによるドル高相場でした。

しかし、2014年7月以来原油価格が急落したことにより、輸入量は急減し貿易赤字は劇的に減りました。

ただし、3年4カ月で50円弱もの上昇をしたため、上げのベクトルが弱まるにはそれなりの時間が必要でした。

そして、高値圏での揉み合いはすでに丸1年が経ち、そろそろ動き出すのではないかと見ていたところでの昨日の下落であり、基本的には年末の調整相場と見るよりも相場転換のタイミングに入ってきているものと見ています。

気になるのはここに来て原油価格がさらに下げており、それにより貿易収支は、赤字から黒字に明確に転換してくると、ドル/円の売り圧力は一層強まる可能性があります。

日本の貿易収支が赤字か黒字かで、ドル/円相場は大きく上下することはすでに確認しており、今回赤字から黒字に貿易収支が恒常的に転換すると、相場つきは大きく変わることになることを十分ご理解頂きたいと思います。

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