来週の外国為替市場は、欧米はクリスマス・モード。

 本邦も23日が天皇誕生日で休場。25日はクリスマス休暇、明けて28日もボクシング・デーで主要市場が休場となる。

 相場は大きな方向感を見出せない可能性が高いが、ただ、逆に参加者が減少することで、材料が出ると不安定な乱高下の相場となる可能性が残り注意しなければならない。 

 材料としては、21日ユーロ圏12月消費者信頼感・速報値、22日トルコ中銀の政策金利発表や米国の7-9月期GDPと個人消費の確報値、23日は、仏や英国のGDP・確報値、カナダのGDP、米国では、11月の個人所得・消費支出や耐久財受注、週間原油在庫、25日には、日本の物価・雇用指数などが発表されるが、大きな流れを作る指標ではない。 

 注意はテロ・リスクか? 

 イスラム国にとっては、クリスマスは全く関係がない。逆にこの象徴的な時期に、テロが各地で誘発される可能性があるかもししれない。

 

 当然あっては成らないことだが、商いが薄い時期だけに、もし、何か起きると相場が、大きく荒れるので注意しておきたい。