日銀は18日会合にて「量的・質的金融緩和」を補完するための諸措置の導入を決定しました。

ETF増額3,000億円や長期国債7-10年程度を来年から7-12年程度とする事を発表しており、日銀内部では補完措置との発表で黒田バズーカ第3弾ではないとの認識。

黒田総裁は2013年4月異次元緩和を実施した直後の会見で「戦力の逐次投入はしない」と明言していただけに信認を失う結果となっています。

この発表を受け短期的には市場が混乱したものの、黒田バズーカ第3弾への地ならしとも受け取れます。
来年1、3、4月会合での黒田バズーカ第3弾を意識しておきます。

直近3年間のドル円年間騰落幅は以下の通りです。
2013年+18.54円
2014年+14.45円
2015年+1.52円(週末121.25)

かなり円安の勢いが弱くなってきました。
来年以降は円買いにスタンスを変更し、ドル円が円安に振れたところは戻り売りとします。

特に黒田バズーカ第3弾が実施された直後は急激な円安が予想されます。
上がりきったところをじっくりと売っていきます。

目先のテーマは原油安とドル高による新興国不安です。
この2大テーマがどうなっていくのか良く見ていきましょう。