本日は、日本時間午後10時30分に週次の米新規失業保険申請件数(予想27.5万件)の発表が予定されています。

今のドル/円の動きを見ていますと、本当に貿易黒字の時代の値動きに似てきています。

つまり、ジリジリ上げてストンと落ちる動きです。

需給関係で言えば、貿易収支が黒字に。それにより輸出(ドル売り)が輸入(ドル買い)より多くなり恒常的にドル売り過多となります。

そのため、買い支えようとするとロングがたまります。そしてロングを支えきれなくなると一気に投げるということの繰り返しとなっているようです。

また、今日の午前中の売り方は、そうした需給からくる売り圧力だけではなく買い上げようとする勢力に対して、カウンターパンチを加える米系ファンドのような投機筋の売りが加わっているようにも感じました。

つまり、貿易黒字下の需給や投機の動きが戻ってきているように思われました。

したがって、少なくともここしばらく続いていた貿易赤字下の輸入(ドル買い)が輸出(ドル売り)より多いため、ドル買い過多となり、グイグイ上げてチョコっとしか落ちない相場つきとは根本的に違ってきていると見るべきかと思います。

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