今日未明、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が講演で早期利下げを強く示唆したとして、ドルが急落しましたが、今朝の7時台に、同発言は、学術的な内容であり、FOMCにおける政策行動に関するものではないとの否定報道が出て、後は終日ドルの買戻しとなりました。

つまり、EUR/USDも往って来い、ドル/円も往って来いとなりました。

たぶん、ウィリアムズ総裁の講演での言葉尻にマーケットが飛びついた代償なのだと思います。

相場の怖いところは、ピッタリ往って来いで終わらず、オーバーシューティング(行き過ぎ)するところです。

ただし、それでもEUR/USDの1.1200は岩盤だとは思っています。

しかし、今はリバウンドする力はないと思いますので、様子見で良いと思います。

ドル/円は、確かに、107.00~109.00近辺のレンジの中で、縦横無尽に相場が駆け巡っているようですが、仏様(機関投資家)の手のひらの中にいることは変わらず、そういう意味では、引きつけてレンジトレードで良いように思います。

しかし、EUR/USDも含めて、レンジ相場だと思いますが、レンジ相場は、それなりに信じられるような材料があってのめり込むと、弾き飛ばされ、結局、体力を消耗するものです。

ここは、仏様(機関投資家)のような達観視が必要ではないかと思います。