こんばんは、小池麻千子です。

10日の日経平均株価は19900円あたりでもみ合っていますが、
2万円突破は時間の問題である可能性が高くなってきています。

EU離脱や北朝鮮との衝突が回避されたとの安心感で買われている、
と伝えられていますが、長期的目線でも見てみたいと思います。

米国では、1-3月のGDPの伸びの鈍化があったものの、
失業率4.4%の低い水準、個人消費支出の伸び(+2.4%)
を上回る賃金の伸び(+2.5%)など、

引き続き実体の経済は改善が続いており、
6月の利上げ観測が高まってきています。

 一方、日本では、イールドカーブコントロールによって
市場金利が0%付近に抑えられているので金利差は拡大し、
これ以上のドル安の流れにはなりにくい状況となっています。

日本株は為替の動きに反応して動きますが、まず、
ドル高の環境から日本株は上昇すると思われます。

また、政府のイールドカーブコントロールは企業が
借入をするメリットを生んでいます。

さらに量的緩和策によってお金を十分に確保できているから
投資に回す、売ったり買ったりの取引が増えてGDPが
拡大していく、そうしたらみんなの給料は増えて、
モノを買ったり家を買ったりする、と言う流れができます。

このように、2%の物価上昇率が実感されるまで量的緩和策を続ける
といっています。
いわゆるオーバーシュート型コミットメントですが、
さらに、財政政策も期待される状況となっており、
日本の景気は上向いていくと考えることができます。

つまり日本株は、2万円を目前にしていますが、まだ買場だと思います。