今週の外国為替市場は、米FOMC後も下げ止まりを見せない株価の行方が一番の懸念となる。

 経済指標としては、米国では、既にFOMCで据え置きが発表されたことで、影響は少ないと思われるが10月や12月の利上げを睨んで、第2四半期GDPの確報値、住宅関連の指標などが強い内容を続けるか焦点。

 ユーロ圏では、独8月生産者物価指数、ユーロ圏9月消費者信頼感・速報、ユーロ圏各国の9月製造業・サービス業PMI・速報、独9月ifo景況指数など直近のユーロ圏経済の状況を示す指標が多く注目だが、ユーロ圏経済回復にもたつきが見えるとユーロ相場の上値を抑えそうだ。

 また、懸念の中国では9月財新製造業PMI・速報が発表される。株価の調整もあり良い数字となる可能性は低く、引き続き株価の圧迫要因。

 その他では、イエレンFRB議長の講演、ドラギECB総裁の議会証言なども予定されており、どういった発言が出てくるか注目されるが、22-25日は、習中国国家主席が訪米、25日には米中首脳会談が行われるが、こういった機会に金融市場の懸念を払拭するような発言が出てくるか大きな焦点となる。

 一応週末に急速に売り込まれたユーロに関しては、週末のギリシャ選挙の結果への懸念などもあったと思われるが、やり過ぎ感も強く、追いかけて売るのは危険。買い目線も検討されるが、上値は重くなりそうだ。

 一方ドル円は、週末の下げが119.05で維持されて、その後120円を回復と底堅さも見えるが、今週は、本邦がシルバーウィークで連休が続く。こういった時期は、アジア時間は相場が動きづらいが、逆に本邦の年金や輸入企業からの円売りが入りづらい。120円台の上値の重さが際立つなら、思わぬ相場の下落につながる可能性があることは留意しておきたい。119円を割れるかは分からないが、日経平均株価もこの期間は現物市場が休場で、先物市場にも買いが入りづらい。日経平均の先物調整が更に深まるなら、119円を割れる動きも想定して対応するのが良さそうだ。


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