もう、1年も半年過ぎようとしています。
過ぎてしまえば、あっという間です。
でも、ドル/円相場を振り返ってみますと、1月3日のフラッシュクラッシュ(大荒れ相場)、3月前半までの売り過ぎジリ高相場、3月中下旬のレパトリ円高相場、4月の期初ジリ高相場、5月からのリスク回避の円買い円高トレンド相場と、結構盛りだくさんでした。
特に、5月からの円高トレンド相場では、日本の機関投資家の防戦買いともいえる膨大なドル買いを
押しのけて、円高が進み、いかにリスク回避の円買いが世界的に出ているかを実感しました。
5月初めの111円台から107円台まで、たった4円と言ってしまえばそれまでですが、2カ月間の相場と見れば、それなりの下げだったように思います。
浅川財務官は、ファンダメンタルズに合わない円高だと言いますが、リーマンショック以来定着化したリスク回避の円買いは、既に否定できないものになっています。
これから、年後半のドル/円相場が楽しみです。
個人的には、さらにリスク回避の円買いが進行し、年内ではないかもしれませんが、自民党政権の防衛ラインである100円を、今後テスト(試す)することになるのではないかと思っています。
じっくり見て行きたいと思います。