本日は、日本時間午後9時30分に週次の米新規失業保険申請件数(予想26.5万件)、そして午後11時に9月の米景気先行指数(予想0.0%)と同月の米中古住宅販売件数(予想536万件)の発表が予定されています。

また、午後8時45分にはECBの金融政策発表、その後ドラギECB総裁の定例記者会見があります。

USD/JPYは、昨日120.09の高値をつけましたが、たぶん、日銀の追加緩和の憶測がまた出ていたものと思われます。

しかし、買い過ぎたのか今日の昼過ぎから下げています。

確かに第2四半期のGDPがマイナス1.2%だったり、8月の消費者物価指数(コアCPI)がマイナス0.1%だったりすると、追加緩和という話になることもわかります。

ただし、GDPで言えば、個人消費の低迷のみならず対中国などの輸出の鈍化ということも大きな割合を占めていました。

そして消費者物価指数で言えば、表面上は電気代やガス代、ガソリン代の低下ではあるものの消費者物価については、テレビや洗濯機、炊飯器などの値上がりに加え、さらにコア部分以外では生鮮野菜やキャベツが大幅な値上りとなっており、そう簡単に追加緩和という環境ではないと思われます。

ある人が、今は金利をいじるのではなく消費税引き上げを止める時だと言っていましたが、その方が消費者マインドもよくなるのではないかと思います。