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 今週の外国為替市場は、米国の感謝祭を控え、ポジション調整的なもみ合いが想定される。

《経済指標》
 経済指標としては、米国では、第3四半期GDPと個人消費の改定値を初め、住宅指標や11月消費者信頼感指数、10月耐久財受注、10月個人所得・消費支出とPCEとPCEコア・デフレーターなど、比較的重要指標が多いが、すでに12月の利上げを織り込みで、影響は限定される見通し。

 その他では、ユーロ圏では各国の11月製造業・サービス業PMI・速報、独第3四半期GDP・確報と11月ifo景況感指数、スペイン第3四半期GDP・確報値、また、英国でも第3四半期GDP・改定などが公表されることで、景況感次第で、今後の金融政策に対する思惑を強める結果となるか注目される。

《金融政策その他》
 金融政策としては、24日にトルコ中銀の政策金利発表と25日の10月30日分の日銀金融政策決定会合議事要旨の発表のみとなる。
 トルコ中銀は政策金利の据え置きが想定されており、その場合影響は少ないと見られるが、南ア準備銀行銀行が先週利上げを実施しており、12月の米FOMCの利上げのを睨んで、予防的な引き上げの可能性は残りそうだ。
 その他では、26日が米感謝祭でNY市場が休場、翌金曜日も米株式・債券市場が短縮取引となることで、市場の商いは薄くなるが、これを控えて月曜日から水曜日の相場は、ポジション調整の動きに終始しそうだ。

 ただ、アストロ的には23日が変化日、26日には満月であり、一時的に円買いが強まるリスクは考慮しておきたい。