本日は、日本時間午後10時30分に11月のフィラデルフィア連銀景況指数(予想7.8)、10月の米住宅着工件数(予想115.5万件)10月の米消費者物価指数(予想前年比1.6%)、そして週次の米新規失業保険申請件数(予想25.7万件)の発表が予定されています。

さて、今回の円安局面におきまして、米系ファンドについては以前と変わらず名前が出てきますが、輸出企業についてはこの5年ぐらいはあまり脚光を浴びませんでした。

その代わりに、輸入企業がよく話題に上りました。

それは、2011年の東日本大震災による原発事故に伴い代替エネルギーとして液化天然ガスの大量輸入となり、貿易収支が2011年から2015年に掛けて、赤字だったためです。

つまり、輸入が輸出よりも多く、その為に恒常的にドル買いが発生する状態だったからでした。

ドル/円相場は、貿易収支が赤字か黒字かによって、大きく相場が左右されると言えます。しかし、昨年末ぐらいから、輸出が輸入より多くなり、その為恒常的にドル売りが発生するようになっています。