【21年10月13日】久しぶりのブログです。GLAFXのメルマガを始めて1か月になりますが、その間、購読していただいている方を対象に、これまで3回特別レポートを配信させていただきました。お楽しみいただけたでしょうか。それらのレポートはこのブログとダブるところもあって、またこれをどこから書いたらよいかわからなくなりましたが、気長に書いていきます。

ちょっと読み返しましたが、勝率について書いてきましたね。3回目の特別レポートでも触れ、このブログでも書きましたが、私は銀行ディーラー時代から今まで、顧客やインターバンクの売買を除いて、おそらく自己売買を7万エントリーぐらいしています。そのうち3万回が負けトレード、でも4万回勝ってこの世界で生き残っています。私だけでなく、おそらく長くトレードされている方たちの勝率はおよそ5割から6割のあたりに、収束していく気がします。私の4万勝3万敗の勝率はおよそ57%になりますが、私はこれから今後10年間トレードを続けるとして、その勝率はおそらくそれよりだいぶ高くなると思っています。

「私の今後の勝率が、今までの生涯勝率より高くなる」というのは、GLAFXのメルマガ読者のみなさんにとっては朗報です。その根拠ですが、私がトレードを始めた1985年当時は、外為市場はまだブローカーマーケットを中心とした非常に原始的な世界で、銀行間の売買も電話やテレックスで行っていました。そこでのトレード手法はまだ今ほど熟成されてなく、テクニカルチャートなどの情報入手も手軽ではありませんでした。そんな中、私はディーラー見習いとして就業3日目からトレードを開始しました。しましたと言うよりは、させられました、でしょうか。当時のディーラーの世界は今ではコンプライアンスでNGの完全な徒弟制度の世界で、私の当時の上司だったチーフディーラーは、泳げないやつに泳ぎをてっとり早く覚えさせるには、まず甲板から海に突き落とすことがベスト、と考えている人でした。

前々回のブログで、現在はトレードの優位性と勝率を検証することが可能になったけれども、実際に検証するとなると難しいと書きましたが、最初の5年間ぐらいのディーラー生活で、チャートで値動きを検証するなどはあり得ないことでした。とにかく自分の感触で売り買いを続けて、「からだでおぼえて」検証するよりなかったのです。銀行ディーラーの格言的な言葉に Buy high ,sell higher.  Sell low, buy lower.というのがあります。つまり高いところを買ったり安いところを売ったりすることを躊躇するな、ということで、まあひるまず突っ込んでいくのがディーラーみたいな空気がありました。でもこんな原始的なトレードでは勝率は上がりません。5割あっていいところでしょうか。でもこの駆け出し期間に芽が出ないディーラーは、もう先々生き残っていくことはできませんでした。厳しい世界だったのです。

結局何が言いたいのかと言うと、30年ちかい銀行でのトレード経験と、その後の個人トレーダーとしての経験によって、トレードの精度が増したということです。経験不足の頃は、今考えると「しょーもないトレード」をずいぶんたくさんしてきました。しかし、からだで覚えてきた検証によって、優位性の高さと勝率を天秤にかけて、エントリーすることができるようになったということです。GLAFXの売買ゾーンは3万回負けた検証の糧でできています。読者のみなさんには、私が3万回負けて4万回勝った経験に基づいた売買ゾーンを利用していただいています。ということで、これから今後10年間の勝率は、過去の勝率より高くなっていきます。

最近のFXは値幅が限られ、短時間のデイトレードでは、50pips以上の値幅をとっていくのが、難しくなってきています。値幅をとっていく優位性を重視するとエントリー機会は減ってしまう可能性があります。では値幅はとれなくても勝率が高いエントリーを探してたくさん配信していくほうがいいのか。これはこれからのGLAFXの課題であり、読者のみなさんに意見を聞くかも知れません。 勝率とリスクリワードについては、これからこのブログに書いていくつもりですが、もしかするとまだ未定ですが、次回の特別レポートのテーマになるかも知れません。