こんばんは、小池麻千子です。
よろしくお願いいたします。

最近よく電子タバコを利用する人を見かけるようになりました。
一年前にはほとんどなかった光景です。

 電子タバコは、タバコ特有の煙や嫌な臭いも灰も出ない、
肺がんの原因となるタールが少ないことで人気を呼んでいます。

減煙や禁煙への思惑、また紙巻タバコに対して割安であると
いうことを背景に急速に普及しており、紙巻タバコ市場が
縮小を続けるのとは対照的に電子タバコ市場は成長の勢いを増しています。

英国調査会社のユーロモニターによると、電子タバコは特に
欧米を中心に成長し2010年の8億ドルから、
5年で約80億ドル市場に成長しました。

 2020年には160億ドル、2030年には510億ドルに
なるとの予測(英ユーロモニター)や、さらには
2024年には紙巻タバコ市場を超える(Wells Fargo)
という見方まで市場規模の拡大が予想されています。

それでもタバコ市場を俯瞰すると、
(2014年の小売りベースで)タバコ市場の
800億ドルに対して電子タバコ市場は27.5億ドル
とその割合はわずか3.5%(Wells Fargo)にすぎません。

電子タバコ市場は、成長の伸びしろが大きい新興市場だと言えます。

大手たばこ会社各社は、成長が本格化する
電子タバコ事業に注力しています。

世界第3位のJTは日中で500億円の投資を決め、
世界トップの英ブリティッシュ・アメリカンタバコは
2012年ニコチン関連製品の研究開発を手掛ける
英CNクリエイティブを買収。
米フィリップモリスインターナショナルは
リスク低減型製品の工場建設(イタリア)に
5億ドルを投じています。

一方、普及が遅れている日本でも電子タバコはじわじわと広がりつつあります。

現在国内でも最も普及している電子タバコは、「LARK」や「Marlboro」を展開する米フィリップモリスインターナショナルの「iCos(アイコス)」。

朝日テレビのアメトークで取り上げられると
認知度がぐっと高まったようです。
テレビの影響力はすごいですね。

「iCos(アイコス)」は2016年4月の発売から
9月までに電子カートリッジが200万本売れていて、
2016/10月には国内タバコ市場全体の5%の
シェアを握るまでになっています。

カートリッジでも人気カラーはプレミアム価格が
付いていて小売価格の10倍もの値がついているものもあります。

また、世界3位の日本たばこ産業(JT)は、
2010年に発売した無煙たばこ「ゼロスタイル」を
皮切りに次世代タバコの開発に注力し、
2013年には福岡市限定で「Ploom」を
販売した実績を持ちます。
2016年3月に福岡市とネットで
「Ploom TECH」を発売しています。

JT子会社のJTインタ-ナショナルは、
2014年6月に英国電子タバコ「E-Lites」で
有名なZandera ltdを、また2015年には
電子タバコの米ロジックテクノロジーデベロップメントを
買収しており、電子タバコ市場に本格参入しています。
さらに中国と国内の供給体制構築のために
500億円の投資を決めました。
2017年度中に発売当初の10倍以上まで
生産を拡大するとしています。

2013年までは殆どゼロの市場だった国内市場が、
2014年には90万ドル、2015年には460万ドルと
急成長を遂げているのです。
そのような中で2016年はアイコスが投入され、
またPloomが全国発売となることから、
近年中には電子タバコが
スタンダードとなっているかもしれませんね。

(ちなみにですが、10月には自民議連による
「たばこ1箱1000円以上に引き上げるよう申し入れた」
との報道によって、電子タバコ関連銘柄が買われました。

トランザクション(7818)は電子タバコ市場に
参入している雑貨メーカーで、電子タバコの小売事業も
展開しており、紙巻タバコから電子タバコへ
の乗り換え期待から買われました。

今後、たばこ増税などの報道があれば動意づくでしょう)

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