本日は、日本時間午後10時30分に週次の米新規失業保険申請件数(予想27.0万件)の発表が予定されています。

昨晩、クーレECB理事が「12月の理事会では追加緩和をすべきではない」と発言したことや、オーストラリアの雇用統計がかなりよかったことから、AUDが急騰したのにも連れて、EUR/USDは上昇しました。

しかし、なによりも米雇用統計以来、マーケットのポジションがユーロショートに偏っていたことは否めません。

それでも、高値が1.0780近辺で留まっているにはなにかがあるのだろうと推し量れます。

私の推理は、やはり投資家の売りの思惑があるのではないかと思われます。

お堅い投資家が、資金を動かすには道理が必要です。

その道理とは、やはり米国の利上げ、ECBの追加緩和、そしてもしかしたらこのところ浮上してきている様々な問題を抱えるドイツなどではないかと見ています。

道理、あるいはロジック(議論の筋道)にしたがって彼らは資金を動かすものと思われますので、どういうロジックが彼らの中で今成り立つか、ということを推理することが相場を読む上で大変大事になります。

個人的には、彼らは上記で上げたようなオーソドックス(正統派)な考え方をするものと見ています。

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