本日は、特に米経済指標の発表は予定されていません。

ドル/円は、ゆっくり緩んでいます。このゆっくりさが大事だと思います。

さて、EUR/USDの日足を見ていて気がついたのですが、私が最近セミナー等でもよくお話しさせて頂いています「値動き分析」の急騰及び急騰後のパターンそのままであることに気づきました。

値動き分析における急騰及び急騰後のパターンを、今回のEUR/USDの実例に基づいて説明し、さらに今後の見通しを考えてみたいとと思います。

なぜ、急騰が起きるかと言えば、マーケット参加者の多くが予期しなかったことが起こり、そのため、アゲンスト(不利)になったマーケットの大勢が、損失をできるだけ最小限に収めようと、我先に買おうと殺到するために相場が急上昇することになります。

この急騰をやると、マーケットのポジションはほぼスクエア(ノーポジ)となり、一定のレンジ内で横ばいとなります。

もちろん、マーケットは、このレンジから抜けだそうともがきますが、ほぼスクエアのマーケットで買えばロングになるし、売ればショートになるばかりですから結局レンジは続きます。

このレンジの呪縛から逃れるためには、マーケットの多くの参加者が納得するような新しいテーマがでるか、あるいは、新しいフロー(資金の流れ)が出る必要があります。

そうしたものが出るまでは、基本的にはレンジ相場続くのではないかと思われます。

ただし、年末年始に欧米勢が新年度入りしてきて、スタートダッシュを掛けてきますので、この時期は警戒を要します。

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