2015年相場は年末になって日銀が中途半端な追加緩和策を発表し「株安+円高」が加速して最終週を迎えています。

2013年4月異次元緩和発表時には「物価目標2年で2%何が何でもやる」「政策を小出しにしない」と宣言したものの、物価目標は未達、12/18日銀会合では投資家らにとって「まさかの政策小出し」となりました。

12/3にもECBが月額600億ユーロの債券購入規模を据え置いており、両イベントともに期待外れとなっています。

日経平均や円相場に関しては、節税なども含めこのところ需給が悪かったという面もあるのかもしれません。

2016年相場は日銀・ECBがあと1回程度バズーカの玉を残す中、異例の超量的緩和による「低金利+運用難」が生み出した超量的緩和バブルのピークアウトに警戒しておきます。

直近では米利上げ開始により、シェール企業などジャンクボンドバブルが弾ける懸念が出ています。

いずれにしても異例の超低金利が長期化していたわけですから、どこかにバブルは作られているはずです。

その超量的緩和バブルのピークアウトに警戒する2016年相場となりそうです。