本日は、日本時間午後9時15分に6月のADP雇用統計(予想16.0万人)、午後9時30分に週次の新規失業保険申請件数(予想26.7万件)の発表が予定されています。

ドル/円、クロス円は、下げきれず、買い戻しになってきています。

このことからも、相場は、一方向に継続的に流れるフローがないことがわかります。

これが、レンジ相場を形成するもとになります。

今回、ドル/円がレンジ相場になるのではないかと、考えた大きな理由は月足で見ると、2013年12月から2014年7月に掛けて、101円から105円近辺でのレンジ相場を形成したことでした。

これにより、当時の強い上昇トレンドにあっても、8ヶ月にも及ぶレンジ相場になるということは、今回下に割れるにしても、この水準をすんなりと切るよりは、上昇過程と同じように、ある程度の期間の揉み合いが必要ではないかと思ったためです。

言い換えれば、ヘッド・アンド・ショルダーの右肩の形成が必要なのではないかと思っています。

さらに、今、ドル/円が下に突破していく理由は、リスク回避の円買いですが、それは既にかなり英国民投票で使われた理由であって、すでに新し味がありません。

その点からも、とりあえずは、当面レンジであって、今は、待つ時と考えています。

もちろん、そうしたテクニカル的な理由ではなく、相場は動く時は動きますので、常に状況把握には、心しておく必要があります。

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