本日は、午後9時30分に米第2四半期実質GDP(予想1.3%)、並びに週次の米新規失業保険申請件数(予想26.0万件)、そして午後11時に8月の中古住宅販売成約指数(予想0.0%)の発表が予定されています。

OPECが8年ぶりに減産合意となったことから、日本株は上昇、米債利回りも上昇しており、ドル/円、クロス円の買い戻しが強まっています。

この原油の減産合意についてのインパクトには、注意が必要です。

なぜなら、2011年の東日本大震災による国内全部の原発の停止が液化天然ガスの輸入の急増を生み、その結果貿易収支が大幅赤字になったことで約50円ものドル高円安を生みました。

しかし、2014年7月からの原油価格の急落によって、貿易赤字は黒字前後まで回復し、そして、ドル/円は、約25円の反落となりました。

つまり、過度の円安を修正したのが、原油安だったわけで、それが減産合意をするということは、原油価格が反発し、ひいてはドル/円がドル高方向に反転する可能性を秘めています。

ここしばらくは、原油価格の動向には注意しておく必要があります。