こんにちは!小池です
日銀は、マイナス金利で金利差を拡大するはずでしたが、米国の経済指標が悪く、
追加利上げ観測が後退したことによって 米の金利が急低下したことも、
今、円高が進んでいる要因の一つだと考えられます。
それと、マイナス金利は、「副作用が強い劇薬だ」とする意見が散見されます。
副作用というのは金融機関へのしわ寄せだけではなく、マイナス金利幅縮小の時にも表れます。
将来、目標通りにデフレ脱却が見えた時や日銀の目標インフレ率2%に近づいたとき、
金利の急上昇に見舞われるといったシナリオも考えられます。
実際、8日に出された「日銀の金融政策決定会合における主な意見」のうち
↓この意見に賛同せざるを得ない状況になっています(結果論ですが・・・)
「マイナス金利導入は、金融機関の国債売却意欲を低下させ国債買入れ策の安定性を損ねる、
金融機関の収益性をさらに悪化させ金融システムの潜在的な不安定性を高める等の問題があるため、
危機時の対応策としてのみ妥当で、現時点では温存すべきである。」
確かに、量的緩和政策で国債買い入れが金利に与える影響が間接的だとすれば、
金利政策というのは直接的に作用するものです。
本来予想インフレ率で決まる金利と債券価格を、今回は日銀が押し下げたので、
物価見通しを横目に見ながら、 金利幅がどう調整されていくかを見張っていかなければなりません。
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