物価指標である米国コアPCE(食品・エネルギーを除く)は+1.7%とここ3年で一番の上昇率となり、
景気先行指数であるISMも景況感指数もポジティブに反応。
そこへ 米の利上げを正当化するような雇用統計が出ました。
4月利上げの観測が強まることとなるわけですが、
そうなると「一時的に」円安方向に振れて日本株にはプラスに働き、
現在のプチリスクオン相場は継続となります。
さらに国内では追加緩和への期待を高める「弱い指標」が出ています。
GDP速報値(2次)は上方修正されたもののパッとしない内容でした。
設備投資は増加を保ったもの、鉱工業生産において2月の予測値が前月比▲5.2%となる等1-3月は減産予測。
個人消費も鈍化している指標が出ています(日銀版コアコアCPI も鈍化しました)。
景気を拡大する指標のないまま1-3月期を終えることになるわけで
こうした景気悪化懸念が色濃くなってくれば、日銀が動く可能性が高まると考えられます。