米FOMC政策金利発表、通称FOMCは、
ベージュブックという米地区連銀景況報告を基に、
アメリカの政策金利であるフェデラルファンドレートや
マネーサプライなど、これからの金融政策を決める
とても重要な会合です。

 今回のFOMCは利上げをほぼ100%
織り込んでいる状態となっています。

そこで市場が注目しているのはFOMCのメンバーによる
先行きの政策金利見通しです。
これはドットチャートといって、
あと1回の利上げが2回になったりすれば、金利上昇は上昇。
そうなると株式市場にも大きな影響を与えることになります。

またバランスシートの縮小も議論されるかもしれません。
そうなると株価は一旦大きく下げる可能性があります。

こうしたことから、FOMC前には市場はいわゆる
「様子見」モードとなる傾向があります。

16日には黒田総裁の定例記者会見も控えています。

 警戒感が強まっていますが、

日本株は、2018年3月期は4社に1社の割合で
過去最高益更新を予想しています。

そうした中で、日経平均PERは14倍程度と割安で、
世界的にみても年初来僅か+4.7~4.8%の
日経平均やTOPIXは出遅れていることは明らかです。

 

小池麻千子