【22年7月18日】今日のブログの内容は、GLAFXの会員様限定にすることも考えたのですが、良い時ばかりでなく、苦戦している時のGLAFXのこともきちんと書こうと思い、敢えて一般公開することにしました。先週、GLAFXのエントリーは4回あったのですが、そのうち3回でロスカットされました。普段のGLAFXは勝率6-7割、リスクリワード1.3前後、とマイルドな成績で運用されています。少しぐらいの損失の連続を、私は普段あまり気にしないのですが、ちょっと首を傾げるトレードが続き、5月にもドローダウンがあったので、久しぶりにちょっとGLAFXのトレードの点検をしてみました。

もともと、ロンドン時間の高値圏安値圏でエントリーを狙って、その日のうちに50pips獲っていってやろうという、割合高度なトレードを目指しているので、一時的に不調になることはあります。まず今月のGLAFXのエントリーの検証をしてみます。今月の先週までの実績は下の表のようになります。

 

エントリー数

利確PIPS

損切PIPS

7/1

1

 

70

7/4

1

40

 

7/5

2

90

70

7/6

2

140

 

7/7

2

20

70

7/12

2

5

70

7/14

1

 

70

7/15

1

 

70

合計

12

295

420

上表を見てみると、先週は負けトレードが3回続いています。2ロット35pipsの損失が効いて、損切りpips数は210pipsになりました。しかし、先々週の成績を見てみると、7エントリーして5勝2敗で、155pipsの勝ちとなっています。

今回のドローダウンは、今までの実績や市場環境を見てもそれほど心配する必要はないようです。私自身のスイングトレードの実績をチェックしてみても、USDJPYの調整があった5月を除くと、今年は収益に大きな問題が生じていません。5月のドローダウンにしても、USDJPYをはじめとして、それまでのUSD上昇トレンドが調整下落局面に入ったため、その値動きについていけず、一時的にロスカットになったエントリーが多くなったことが原因でした。しかし、先週のちょっとしたドローダウンでも、私は心理的な不調の波を感じました。その原因が何なのか考えたところ、以下のストレスに思い当たりました。

  1. 値動きがあるにもかかわらず、エントリーできない日が多かった。アジアと北米のマーケットのほうに収益チャンスが多く、ロンドン市場が狭間に置かれている。
  2. ほんの数pips差でエントリーできず、利確で終了したであろう、惜しいトレードがいくつかあった。
  3. ほぼ高値あるいは安値として約定してしまうロスカットがいくつかあった。
  4. ロスカットがつかなければ、結局利確できたエントリーがいくつかあった。

この上記4つのストレスは、連続して起こると気が滅入るものですが、何か紙一重でそうなっていることが多く、よくあることと言えばよくあることです。トレードの好調不調は、ボラティリティやマーケットコンディションに左右されることが多いですが、それ以外では「ちょっとしたこと」でたまたま起こることも多いのです。だから手法に特に問題がないのであれば、あまり気にしないことだと思っています。ツイてない、とかスランプだとか思い詰めると、どんどん悪い方向へ追い込まれます。悪い流れが変わってくれば、だんだんと回復してくるものだと信じて、トレードを継続することが大事です。

しかし、トレード手法に根本的な問題があるのであれば、話は別です。今までのGLAFXの実績から判断することにします。GLAFX配信当初から今までの成績は、以下のようになります。

 

エントリー数

利確PIPS

損切PIPS

合計

2021年9月

23

746

720

+26

10月

44

1562

653

+909

11月

37

857

674

+183

12月

24

398

566

-168

2022年1月

21

534

347

+187

2月

22

428

444

-16

3月

21

633

427

+206

4月

14

448

280

+168

5月

13

297

560

-263

6月

15

536

190

+346

合計

234

6439

4861

+1578

上表がざっくりとしたこれまでのGLAFXの成績になります。利確と損切りのpips数ですが、これは私がトレード翌日の検証の配信で発表しているpipsに基づいた数字で、エントリーできたロット数に値幅を乗じています。実際には分割利確などの裁量トレードをおこなっていて、利確と損切りのpipsが、示された数字より小さくなると思います。GLAFXを始めた初期の頃は、エントリーを売買ゾーン内で3分割していましたが、11月15日から2分割にして、最大ロット数を3から2に減らしています。

上表では、エントリー数に対しての勝率をだしていませんが、月ベースで7勝3敗といったところで、実際の勝率も概ねそれに近い数字になるのではないかと思います。勝率7割でリスクリワードが1.32(6439/4861)であるなら、ロンドン市場に限ったエントリーによるデイトレードであれば、目を見張るほどの好成績ではなくても、まずまずの成績だと考えています。

私は長いトレード経験で、すいぶんたくさん負けを経験して、それでも生き残ってきたトレーダーです。負けている時の対処法を知っています。しかし、会員の皆さんはちがいます。GLAFXの不調が続けば、大きく影響を受ける方もおられると思います。結局のところ私の最大の心配事はそこにあるのかも知れません。

まだ初心者の方には、GLAFXが不調でも、私の売買ルール通りのトレードをしていただく必要があります。エントリー、利確、ロスカットの基本動作をデモでなく本番トレードで体得することが大事だからです。GLAFXのトレードは損失のリスクが売買ゾーン中央値から30pipsに限定されていますが、それでもロットを小さくしてトレードを続けてください。一方、相場経験がある程度あって、GLAFXのトレードに慣れている方には、GLAFXが不調から抜け出すまでの間、次のような提案をしたいと思います。

  1. すでに一定期間会員になられている方は、GLAFXのクセがお分かりと思いますが、じり高じり安で売買ゾーンが突破され、「このエントリーはダメだな」と思えるトレードは途中で躊躇することなく、ポジションをカットして私を裏切ってください。
  2. GLAFXがドローダウンに陥っていると感じる間は、エントリーのロットを下げてください。
  3. ツイてない時のGLAFXは、売買ゾーンが5-10pipsほど狂っていることがよくあります。少し手前でエントリーしたり、ロスカットや利確目標を数pipsだけずらしてみたりするなど工夫すると、意外と好結果が得られるかも知れません。
  4. 本文で、アジア市場の見通しについて書いたことがよく当たっていたりします。ご自身のGLAFX以外のトレードの参考にしてみてください。相場観はそれほど悪くないと思っています。

GLAFXがドローダウンしている時、私が一番心配するのは私自身のお金より会員のみなさんのお金です。ただそこを心配しすぎると、会員のみなさんに媚びたり、忖度したりするような配信になりかねません。私が見るべきは、会員の皆さんの顔色ではなく、相場そのものであり、それが結局好結果につながっていくと思っています。これからもますます、良い売買ゾーンが設定できるよう、精進を重ねていきたいと思います。

いつもご理解とご声援をいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。