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| 戸松信博 |
ポストBRICsの急先鋒としてベトナムが世界中の投資家から注目されています。
ベトナムが注目されている最大の理由は、その安価な人件費と優秀な労働力などを背景として、世界の大手企業が続々とベトナムに生産工場を設立している点。これまで世界の工場の代表格であった中国は、ここ数年人件費の高騰が著しく進んでいます。その中国の半分〜5分の1程度の人件費で労働力を提供できるベトナムに注目が集まっているのです。
その典型的な事例は半導体世界最大手のインテルが06年に入り約700億円を投じてベトナム最大の商業都市であるホーチミン市のサイゴンハイテクパークに工場を設立する計画を発表したこと。しかもその後、さらに約450億円の追加投資を決定。なんと、このベトナムの工場はインテルの半導体組み立て工場としては世界最大となる見通しです。つまり、半導体最大手のインテルをして、ベトナムを世界で最も投資するにふさわしい国と位置付けているわけです。
ここで思い起こしていただきたいのが5年前の中国株です。中国がWTO加盟を正式承認されたのが01年11月。そして、中国株を代表する株価指数であるH株指数は01年11月にはたったの1790ポイントでした。しかし、07年1月には1万0877ポイントまで上昇しました。つまり、中国株をWTO加盟後に購入して5年間ずっと持ち続けていれば、平均して約6倍に上昇している計算になるわけです。
ベトナムは06年末にWTO加盟を正式承認されました。もしもベトナムが中国と同様の成長ストーリーで発展していくとすれば、WTO加盟が決定した今、ベトナム株を買っておけば中国同様、数倍になる可能性は高いと言えるのではないでしょうか。しかもベトナム株の場合、携帯対電話最大手の会社や生命保険最大手など、中国株の場合でも上場当時からずっと保有していれば何倍にもなった銘柄はこれからIPOを行うところです。つまりベトナム株には5年前や10年前の中国株の魅力があるわけです。
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